『飛翔』2016.07.22@SHIBUYA TSUTAYA O-EAST

オペラ

データ

【飛翔セットリスト】


01.Faust
02.
落とし穴の底はこんな世界

03.RUSH!

04.Justice
05.Psychic Paradise
06.
Innovational Symphonia

07.青く透明なこの神秘の海へ
08.
Utopia

09.Helios

10.Sexual Entrapment
11.Jolly Rogerに杯を
12.BURNING SOUL
13.
悲哀とメランコリー

14.ANOMIE

15.瑠璃色で描く虹
16.GLORIA


ENCORE
01.
INDEPENDENT
02.21mg

03.天国の在る場所
04.喝采と激情のグロリア

【メンバー】
Vocal:苑
Guitar:Anzi
Bass:燿
Keyboard:彩雨
Drum:悠

飛翔について

感動で終わった『地球-The Elements-TOUR FINAL』の余韻に浸ってる中の2016.05.15に
突然オフィシャルHPにお知らせの文章がアップされました
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日頃より摩天楼オペラに多大なご声援をいただきまして心より感謝申し上げます。

 突然のお知らせになりますが2016年7月末日を持ちまして8年間、摩天楼オペラのギタリストとして活動して参りましたAnziがバンドを脱退する運びとなりましたことを報告させていただきます。

 これまで摩天楼オペラを応援して頂きましたファンの皆様、そして全ての関係者の皆様には、多大なるご心配とご迷惑をお掛けする事を深くお詫びするとともに、この結論に至ってはメンバー及びスタッフの間で度重なる協議を重ねた結果の苦渋の結論であることをご理解いただけますと幸いです。

 そんな中、大変残念ながら現体制のラストライブを下記の日程で開催する運びとなりました。これまで通り摩天楼オペラにしか表現出来ない音楽とステージパフォーマンスを皆様にお届けしていく所存です。

 また、その後は苑、彩雨、燿、悠、4人での活動になりますが、再度、未来を見据え、前を向き、地に足を付け、4人体制での摩天楼オペラを表現していく所存です。活動についても早い段階で皆さまにご報告できますよう努めますので、引き読き、変わらぬご声援をいただけますよう何卒宜しくお願い申し上げます。

 同時にAnziの今後の活動についても温かく見守っていただきご声援をいただけますと幸いです。

 尚、既に発表されておりますイベント・ライブスケジュール(5/28「Anime North 2016」、6/8 Rayflower presents 「Night which GLORIOUS」)につきましては、現体制でパフォーマンス致します。

 摩天楼オペラ スタッフ一同

 <現体制ラストライブについて>

  摩天楼オペラ「飛翔」

 開催日:2016年7月22日(金)
 会場:TSUTAYA O-EAST
 開場/開演:18:15/19:00
 チケット料金:オールスタンディング
前売\4,500 当日\5,000(税込・ドリンク代別)
 一般発売日:2016年6月25日(土)
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一瞬なにが起こったのかわからなくなり、目の前が白くなってトイレに駆け込みました
そこでもう一度この文章と各メンバーのメッセージを何度も何度も読み返しながら、内容が消化できず涙が止まらなくなり、ただ時間が過ぎていくばかりでした

レポと雑記

わたしは『苑さんの声』『悠さんのドラム』『燿さんのベース』『彩雨さんのキーボード』そして『Anziさんのギター』この5つが存在している摩天楼オペラが大好きだったんだと思います
5つが1つになっていた集合体の1部が欠けるということが嫌で嫌で、でもどうすることもできないまま、時間が経過し大好きという熱量だけが暴走した状態になっていたような気がします

この日が来なければいいと思って臨んだライブは初めてのことでした
わたしの中ではこの5人がいなければ『摩天楼オペラ』ではないという思いが強すぎて
4人になったバンドの想像がどうしてもできませんでした
それでも時間はただ流れ、複雑な心境のままついに迎えた当日、ライブを胸に刻むつもりで渋谷へ向かいます

※過去レポ日記より抜粋
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オペラのライブで何度も来た渋谷、ここには楽しかった思い出がたくさんありました
最近は割とライブへ行く時はバンドTシャツにパーカーみたいな恰好なのですが
今日はオペラに通い始めた頃によく着て来たKeraっ子スタイルで参戦します
初めてここでオペラをちゃんと見たのは感謝祭の時だったかなと思い返しながら、当時の記憶を遡ります
『摩天楼オペラPresentsオペラー感謝際』
今日は思い入れがあるこのライブハウスで、1人のメンバーが旅立ちます、それを考えただけでもう胸がギューッとなって涙が出そうになります
予想通りサンキューソールドアウト公演でした、8年間進み続けた貴公子の雄姿を目に焼き付けたい人たちがこんなにいるんだと改めて実感します
整理番号はいつもに比べるとよくなかったのですが、今日は4桁までもチケットが出てるそうです
3桁越えてすぐ位の番号でしたが今日はどんなに後ろでも上手へ入るつもりで来ました
そして上手へ、みなさん同じことを考えていてやっぱり上手に人が集中します
こんなにギュウギュウな上手、イーストに埋もれていると
あの白いステージ衣装で煌びやかで輝かしいステージだったグロリアツアーシーンⅠファイナル
『GLORIA TOUR -scene Ⅰ- FINAL』2012.10.30@SHIBUYA O-EAST

モニターが設置され、イノベーショナルのダークな世界観を表現したシーンⅡファイナル
『GLORIA TOUR -scene Ⅱ- FINAL』2013.01.27@SHIBUYA O-EAST

イーストでやったライブの記憶たちが不意に蘇り、また涙をこらえます
Anziさんと初めて会話したインストアイベント、茶話会やFC旅行etc.たくさんのシーンがぐるぐると頭の中でフラッシュバックしながら雑踏のようにざわざわしたライブハウスの中で静かに開演を待ちます

暗転からお馴染みの第九のオープニングSEが始まり、フロアから大きな手拍子と溢れんばかりの歓声が響きます
刹那の静寂からHeavyなギターリフのイントロ、聴いた瞬間反射的に涙が流れ出し、そのままヘドバンを開始します、この5人で最初に作ったミニアルバム『GILIA』の幕開け、Anziさんのメタルバラード第一章Faust』この曲から本格的にこの体制が始まったと言っても過言ではないオープニングにいよいよ始まってしまった・・・という複雑な心境は続きます

そしてクワイアから苑さんのシャウト、フロアは拳を掲げステージに声をぶつけます
ライブの定番曲『落とし穴の底はこんな世界』何度も何度もライブで聴いたこの曲は苑さんとAnziさんが共同で作曲した曲、摩天楼オペラの代表曲と言ってもいいでしょう
苑さんがファルセットでうたう中でAnziさんのギターが合いの手のように入り盛大に盛り上がってエンディングに向かっていく曲の展開にフロアも統率されたように同じ動きを始め拳を振りかざします
“落とし穴ツアー”とも言える『Skyscraper Rendezvous’11』は対バンイベントで数ヶ所しか公演が無かったのですが戦友たちと対バンをするという楽しいイベントでした

間髪入れずにAnziさんの心地よいフランジャーの音色から『RUSH!』フロアはヘドバンの嵐
メンバーもステージ上を動き回ります、毎回するのではないのですがAnziさんがする”蹴り飛ばす”モーションを毎回期待してやってくれた時はテンションがぶちあがってました
『ANOMIE』を継承しているような歌詞、苑さんの”現実を変えて未来へ向かって飛び出そうぜ!”とわたしたちを鼓舞してくれる歌詞に何度も何度も背中を押され、救われてきました



「飛翔へようこそーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
この日が来るのが怖かったという苑さん、わたしたちももちろん同じ気持ちでここにいます
みんなの顔をみたら吹っ切れたと言ってました
「いつもどおりいこうぜーーーー!」

そしてテンションがあがるイントロから『Justice』再びフロアはヘドバンの嵐、嵐
激しくもシンフォニックな演奏と緩急ある曲の展開、ギターとキーボードのソロリレーと捲し立てるようなドラムフィル、これも代表曲と言っても過言ではないくらいの名曲です
「正しさは決められるもんじゃない」
これが今回の件、全ての答えなのかもしれません

休む間もなく『Psychic Paradise』まだまだいけるだろ?ってくらい煽ってきます
まさに”LIVE”をうたった曲、理性を忘れて感情を解き放てという歌詞
この曲も何度も何度もライブで聴きました、Anziさんのギターソロも見どころですが
「そう 息を止めて 瞳を閉じて」
のところ、Anziさんがピックを持った右手で両目を覆って横にスライドさせウインクする仕草が色っぽくて毎回期待してました

女性ソプラノのイントロからGLORIA三部作の第二章となる”激情”のパート
Innovational Symphonia
この曲もギターソロのピッキングハーモニクスと早弾きが印象的です
___ひとりきり泣いていた 私へのシンフォニア 紡いでいくメロディを いつか祝福を呼んで___
これから先のことをうたっているように感じました
”栄光の影の部分”をうたったこの曲はただ重いだけの歌詞ではなく、裏を返せば
”未来へ向かっていく力強さ”をうたったというインタビューを思い出して胸が熱くなります

ステージの照明が消え、しばしの準備時間、アコースティックギターを準備しての
『青く透明なこの神秘の海へ』
記憶に新しい『The Elements』曲、これらの曲も最後に全部やって欲しい、とそんなことを考え始めるともう今までの曲全てやって欲しいという欲望に駆られながら、少しの時間この壮大な海の曲、エレキギターとガットギターの音色に酔いしれます
『The Element TOUR』から『地球-The Element- TOUR FINAL』まで何度も聴いたこの曲もこれで見納めのような予感がして切なくなります

盛大なエンディングの後に苑さんが捌けていき・・・
クラシカルなギターの旋律が始まると、懐かしさと同時に滝のように涙が溢れてきました
この5人が初めて作ったインストゥルメンタル曲『Utopia』インディーズ時代のライブでは各楽器の見せ場がメンバーのアピールタイムとなり楽器隊のハイレベルな演奏をこれでもかと見せつける時間でした
『地球』の世界観を表現し1本の映画を観ているかのように静と動で曲が展開する『FANTASIA
壮大な航海がモチーフで、キャッチーなメロディかつキーボードと共演する『Stained Glass 』
ギターインストゥルメンタルに捉われず全パートがバランスよく魅せてくる『Midnight Fanfare
テクニカルな早弾きを前面に出しギターテクニックをふんだんに披露した『Just Be Myself
クラシカルなフレーズと神聖なソプラノでアルバム『Abyss』のラストを飾った『Finale…』
Anziさんのインストゥルメンタルはアルバムを出す度に良い意味で意表をつかれました
でも、この『Utopia』をライブで初めて見たときの衝動は忘れられないくらい大きいものでした
『DAWN OF ANOMIE』
クラシカルなギターフレーズが前面に押し出された純正ギターインストゥルメンタル曲
テクニカルなベースラインときらびやかに装飾されたキーボードの音色
そして静かに激しい情熱的なドラム、これらがAnziさんのギターをより引き立てているような神曲
泣きのフレーズあり、早弾きあり、そしてテンポチェンジありとミドルテンポながらどんどん曲が進行していきます
ラストのベースがメインメロディを奏でて静かに終わるところがより切なさを感じさせられます
この4人じゃなきゃこのクオリティにならないんだ・・・と実感すると同時に
(もう2度とこのメロディは聴くことはできないのかな)
という思いが脳裏をよぎってまた胸が苦しくなります

そして再び苑さんがステージに戻り、静かに始まるメタルバラード『Helios』
2011年わたしたちは東日本大震災という忘れられない未曽有の大災害を経験しました、その辛くて苦しい時期にメンバーが「今、自分たちには何ができるのか?」と、もがきながら進んでリリースした曲です
絶望の中でも前に進む決意、そのメッセージをここにいる全員に全身全霊で伝えているようでした
___笑顔は残ってる 僕の中にあなたの中に 泣きたいように泣いたほうがいい 笑顔は待っているから___
天を仰ぎながら声を殺して号泣します
重圧な演奏と彩雨さんのピアノ、Anziさんのバイオリン奏法も一音一音噛みしめながら『Helios』を毎日聴いて元気をもらい、待ちに待ったツアーがやっとできたあの頃を思い返します
『Beyond the Helios』



今日は気合を入れて序盤から攻めたセトリを組んだと苑さんが言ってました
ここで苑さんが「この5人でやるライブは今日が最後」ということを言語化したせいで、また胸がギューっと押し付けられました

激しいベースのイントロから苑さんのシャウトで始まる『Sexual Entrapment』ライブで毎回聴きたいくらい大好きな曲、メンバーもステージ上を走り回りAnziさんのコーラスに耳を傾けながら逆ダイし折り畳み、ライブもラストに向かって進み始めます
「Please love me, Only me Only me」

間髪入れずに
「喜びを歌え 勝利の美酒と 担いだもの全て 放り投げて」
『Jolly Rogerに杯を』再びヘドバンで呼応し、全力で合唱します
大感動で終わった日比谷野外音楽堂『AVALON TOUR FINAL』の光景がフラッシュバックします
あの夜あの空間で体感した『AVALON』はここにいる全オペラーの胸に永遠に刻みこまれていることでしょう

悠さんの激しいツーバスから『BURNING SOUL』これも『The Elements』曲、そして摩天楼オペラ史上最高にして最強にメタルしてる神曲
フロアのヘドバンに苑さんもヘドバンで応じます、キーボードとのユニゾンそして早弾き、Anziさんのフレーズがこの曲をより硬く熱いものにしているように感じます
そして、この曲もこれからも先へ先へ進んで行くという強いメッセージをみんなへ伝えているように感じました

苑さんがタオルを持つとフロアも一緒にタオルを取り出し回し始めます
「Rise your voice of greed to this word!!」「Rise your voice of greed to this word!!」
ライブバージョンのイントロ前、長めの煽りタイムでのAnziさんの早弾きとタッピング、これもインディーズ時代からのライブの見どころのひとつでした
___Call Me Call Me When you’re cloudy cloudy aching ______
___Call Me Call Me When you’re cloudy cloudy aching ______

流れるように「Brandish a Flag!!」統率されたように折り畳みが始まります
2009年初頭からはじまった『ANOMIE計画』そのコンセプトの発端となった曲
『悲哀とメランコリー』『ANOMIE』
そこからさらに『DOWN OF ANOMIE』へ続いていく珠玉のこの2曲、あの頃は本当に勢いがあって目まぐるしくバンドが先へ先へものすごいスピードで進んでいくような感覚でした
覆面バンド『Anomie』のギタリスト『K』だった時代に白い衣装でこの曲たちを演奏していたことがフラッシュバックします
『ANOMIE』のヴィジュアルを最初に見たときの興奮は今も忘れられません
___忘れないで 君を想う人がいる事___
これまで大舞台では必ずセトリに入っていた『ANOMIE』
フロアのネオンライトがワイパーで綺麗な弧を描くと一気にクライマックス感が高まり、この時間が終わって欲しくないという気持ちが胸にこみあげてきます


メンバーからAnziさんへメッセージが伝えられました
燿さん、彩雨さん、悠さんと気持ちを伝えます
そして、Anziさんは今までの選択に後悔はなかったと最後まで芯がぶれない男らしい言葉と
この5人だからメジャーに行けたことを話してました

苑さんもAnziさんへ、すこし寂しそうにはにかんで、恥ずかしがりながらも、自分の言葉で感謝を伝えステージ上でがっしり握手していたのがとても印象的でした

苑さんが少しの沈黙の後、この体制になって初めて作った思い出の曲・・・
「5人が力を合わせて作った曲を聴いてください」と昔を思い返しながら言葉を絞り
『瑠璃色で描く虹』
涙腺が崩壊したというのはこんな状態なんだろうなというくらい涙が止まりません
感情が高ぶりながらも身体は勝手に反応しジャンプし逆ダイし手扇子をします
初めてこの5人で全国を周り、大成功で終わった
Emergence from COCOON Tour Final 『Birth of GENESIS』
苑さんが今日と同じ言葉を綴ったアンコールの場面がフラッシュバックします
この『飛翔』で初めて心の悲痛をうたったような気がします

わたし自身も思い入れがあるこの曲
手に取って聴いたときの衝動が蘇ります
『摩天楼オペラ』の世界に初めて触れたのはこの曲でした
V系バンドが乱立していたあの時代、大好きだった『Janne Da Arc』が活動休止になってから色々なV系音楽を聴きまくりました
当時好きで予約していた『D’espairsRay』の新譜をCDショップへ買いに行った時、ちょうどスタンプカードがいっぱいになってました
シングルCD1枚と交換できたので、店内を物色していたとき新譜コーナーに陳列されていた
『瑠璃色で描く虹』
前にCDを買ったときに入っていたフライヤーを見た記憶があり頭の片隅に名前が残っていた
『摩天楼オペラ』
というバンド名、KAMIJOさんのVersaillesと同じシェローなら一度聴いてみようと思いスタンプカードを使ってリリースされたばかりのこのCDを買って帰りました
そして帰宅後この曲を聴き、苑さんのハイトーンボーカル、楽器隊のレベルの高さ、ダークな世界観と詞の内容に魅了されすっかり虜になりました

___このまま明日を待ち続けて 一人同じ絵を描くよ___
そしてわたし自身もこれから前を向くことができるのか?を自問自答します


「ラストーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

Anziさんらしいイントロのギターフレーズ、そしてそれが摩天楼オペラなんだと実感するタイミングでもありました、それも今日で終わるのか・・・
GLORIA三部作の第一章『喝采と激情のグロリア』の始まりの曲
この『GLORIA』はメンバーが白い衣装でステージに立った“喝采”のパート
フロアはライトを点けてこの長かった8年間の軌跡と栄光を振り返り祝福します
「愛した過去と同じように この先はあるさ」
涙を流しながら全力で合唱を続けます
ベースソロのタッピングからキーボードソロ、そして眩しいくらいに光を浴びたギターソロ
『GLORIA TOUR sceneⅠ』では栄光に輝くステージに毎回目を奪われていました
___生きた証を灯そう 僕らの住む 終わらない世界を___

涙を振り払うように一心不乱にヘドバンをして今日のライブを胸に刻みます

メンバーも満身創痍です
フロアに手を振って笑顔で捌けて行くメンバーを見て本当にこの5人をステージで観れるのが今日で最後ということが信じられず実感がわきません
・いつものようにアンコールで次の新曲とライブの告知があって
・いつものようにCDを買ってインストアに行って
・いつものようにわくわくしながらライブに行く・・・
そんな未来すら見えてきます
あっという間に本編が終わってしまいました

~ENCORE~
メンバーが再び登場し、またいつも通りの空間が始まります
苑さんが彩雨さんに話を振り今日の『飛翔』のタイトルの話をしてました
彩雨さんは苑さんがタイトルを発案したと思ってましたが
燿さんが発案者だったそうです

「まだまだいけるよなーーーーーー?暴れて行こうぜーーーーーー!」

インディーズからメジャーデビューする時期の一番勢いがあったころの曲『INDEPENDENT』
毎回この曲で始まり、トップスピードでヘドバンをしまくった『Abyss Tour』のことがフラッシュバックします
Anziさんのギターフレーズから悠さんのドラムが呼応し、フロアは拳を挙げてステージに声をぶつけていきます
悠さんの「Disturb!!」のシャウトからヘドバンの嵐に
ライブバージョンではソロパートで長めにソロ回しをし、ユニゾンで盛り上げるという演出に毎回テンションが上がりました


そしてAnziさんが最高にロックなギターリフが降りてきたと言っていた『21mg』
イントロで手拍子が始まり両手を揚げて天を仰ぎます
曲調が変化しピアノの伴奏から一気に盛り上がるロックチューン
わたしも明日から一生懸命生きれるかな?って少しだけ元気をもらいました
『eyes of Justice Tour』ではアウトロのギターソロでセンターに出てきてギターリフを弾くAnziさんに背中合わせになってうたう2人の姿がカッコ良すぎました

ギターリフの余韻に浸る間もなく
「沸き上がる 人々の声 僕らは生きようと 声を上げ 願いを込めた 天国の在る場所へ」
歓声が上がり、フロアは再びライトを点け始めます
(ああ、これがラストなのかな・・・)
と予感して眩しいステージを見納めようと涙で濡れた眼を凝らしてこのステージを凝視します
壮大なオーケストレーション、力強いクワイア、劇的なメロディ、重圧な演奏、そして渾身の歌声
全力で合唱しステージとフロアの音と光が混ざりあう『天国の在る場所』終わって欲しく無い時間、ずっとここに居たいという愛しい場所、わたしたちが過去に一度たどり着いた『AVALON』
もう一度『AVALON TOUR FINAL』日比谷野外音楽堂の景色がフラッシュバックします

___すぐそばで終わりが笑う だからこそ望め あらがえる力を讃え 美しき人となれ
今 手を 扉へ___


終わった・・・・・・・と思いきや
神がかったギターリフが始まりフロアから再び大歓声が沸き上がります
消しかけたネオンライトと消えかけた心の灯をもう一度点けなおして
『喝采と激情のグロリア』
終わらないで欲しいという気持ちを通り越して、本当にラスト曲であろうこの曲に全力でヘドバンし全力で声をあげます

最後のギターソロを1音1音胸に刻みながら
「うたってくれーーーーーーーーーー」
Spirits in our song embrace GLORIA All the pain and hurt’s put behind
We will see the world full of Gloria Even stains will color our days


2012年10月から翌年2013年の6月まで長い期間全国を周った『GLORIA TOUR』
最高で終わった
『GLORIA TOUR -GLAND FINARE-』2013.06.08@Zepp Tokyo
は、まさに伝説の一日と言っていいほどにステージで無敵のカッコよさをみせつけました

___永遠を生む 私達のグロリア ここで生まれて ここで命を落とすの___

苑さんの声ももう限界近くであろうくらい掠れてしまって、最後の魂を振り絞るようにアカペラをうたいます

フロアからは大きな拍手と歓声が響き渡ります


『飛翔』終演となりました、同時に大好きだったこの5人の『摩天楼オペラ』も終焉となりました
ステージでメンバーが手をつなぎバンザイ~大きくお辞儀をします
メイクも溶けてぐしゃぐしゃになったひどい顔でステージにむかって大きく手を挙げ5人を讃えます
インディーズ時代からこの音楽とこのメンバーに出逢うことができて本当によかった
そしてこの8年の間一生懸命追いかけてきたことを誇りに思います
さようならという感情とやっぱりありがとうという感情が混じって結局ライブに来てよかったという気持ちになりました
最後にAnziさんと苑さんがステージ上で肩を組み、そしてステージを去っていきました


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帰り際にもらったフライヤー
ベストアルバム&ミニアルバムリリースの『特報』
『飛翔』の写真集が受注生産での限定販売するという告知が入ってました
このタイミングでのミニアルバムリリース告知は先の光が見えたような気がしました
ミニアルバムリリースまでは摩天楼オペラを見届けよういう気持ちと、自分自身がどうすればいいのか?の結論をすぐ出さなくてもいいようなそんな感覚になりなした

そしてこの『飛翔』写真集はかなりのボリュームなのでご興味のある方は是非見てほしいです

ここまでの人生の中で1,2を争うほどのショックな出来事だったかもしれません
立ち直るのには少し時間がかかりました。。。

ただ、過去に思いを書きなぐった気持ちと今現在の気持ちはまた違っているというのもありますが。。。

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